福祉用具における事故について
台風14号が接近して不安定な天気が続いていますが、皆様は急な体調不良などなく、お元気に過ごされていますか?
梅雨に逆戻りしたようなジメジメした暑さなので、私も服装や水分補給などで体調管理を万全に行うように心がけています。
私共、『福祉用具専門相談員』は日頃からより正しい福祉用具の使い方をお客様にご説明させていただき、ご利用者様が少しでも自立した生活を行えるようにフォローさせていただくという仕事です。
そんな中、日本福祉用具供給協会から、全国の福祉用具における重大事故のお知らせが届きました。
ベッドや電動カートを使用中にケガをされた事例であったり、製品から転落した事例などが詳細に紹介されていました。
これらが事故なのか、過失なのか、はたまた用具の整備不足なのかは現在調査中とのことで、原因は特定できていない事例がほとんどのようです。
この一報を受けて、私たちは「他の事業所で起きたこと」と他人事のように流さず、同じ専門相談員として非常に重く受け止めました。
香川県でも1件の事故があり、これは報道番組でも報じられたものでした。
大切なことは、専門相談員として『ご利用者様目線で分かりやすいご説明』をさせていただくことであり、独りよがりな知識の羅列を話すということではないと思います。
正しい使い方をした福祉用具は、大変に便利なものです。
出来なかったことが自分の力で出来るようになる。
これほどの喜びは他に無いと感じています。
今回の件は、改めてご利用者様にとって一番分かりやすい言葉選びとはどんなものなのだろうかと思いを馳せるきっかけになりました。