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1日施設研修を終えて

この度、新入社員のお2人が『福祉用具専門相談員』の資格試験に無事合格し、晴れて1人前の福祉用具のプロとして営業活動を行えることになりました。
(いつまでも"新入社員"という呼び方をするのも失礼な気もします。汗)

そんなタイミングで県内の高齢者・障害児向けのデイサービスを展開している法人様より、2人に1日研修を行ってみてはどうかというありがたい打診をいただきました。

なんでも吸収しようとするスポンジのような2人は喜んでこのお話を受けさせていただき、1日研修に向かいました。
今回は研修を終えた2人に成果や感想をお聞きしました。
(『Q』が聞き手の私で、『M』『Y』がそれぞれ新入社員2人の回答です。)

Q「研修お疲れ様でした。まずは1日の大まかなスケジュールをお聞きします。どのような流れで研修が進んでいきましたか?」
M「8:50から研修が始まり、午前中は高齢者向け地域密着施設で職員さんの補助という形で実際に現場に入らせていただきました。」
Y「1時間の休憩をはさみ、午後は15:30まで障害児向けの施設でレクリエーションや掃除、水遊び等でコミュニケーションを図りました。」
M『その後、再び高齢者施設で排泄介助等の研修に入らせていただき、最後に施設の社長と打ち合わせをして終了となりました。』

Q『とても貴重な経験となりましたね。1日を終えての感想はどうでしたか?』
M『現場の介護職が忙しいことは覚悟していたが、いざ体感してみると本当に気の休まる時間がありませんでした。利用者さん自身はおくつろぎになっている時間であっても、職員である我々は"見守り"を続けているため、常に緊張感をもって業務にあたっていました。』
Y『研修に行く前は"食事・排泄・睡眠"といった生活介助をメインに行っているイメージであったが、実際はレクリエーションによるコミュニケーションの機会がとても多く、他者との交流を通じて社会参加やQOLの向上を図っているということを知りました。』

Q『初めての現場ということもあって、とても緊張感があったことかと思います。その緊張感のなかで楽しさややりがいを感じる瞬間はありましたか?』
M『初対面の利用者さんと探り探り交流を深めていったが、研修が終わった後に自分の対応を評価してもらえました。その人その人に合わせた応答を心掛けた結果、自分の姿勢を見てもらえたことはやりがいに繋がりました。』
Y『同じく最初は探り探りでどうしていいか分からない状態だったが、接しているうちに利用者さんの視線や表情といった少ない情報から相手のご要望を察する力が身についてきたように思います。また子供の場合は人見知り等で十分な反応が返ってこなくても、その子がお友達と遊んでいる様子を観察することで心を開く接し方が分かるような場面もありました。』

Q『研修1日を通して、ご自身が最も成長したと感じるところはどんな部分ですか?』
M『自分から話しかけて、高齢者さんの一言目の反応を見て自分の対応を臨機応変に変えていく能力がついたと思います。どれぐらい話したい人なのか、キッチリとした敬語で話すべき人なのか、少し砕けた話し方を好まれる人なのか、などを早い段階から見極めることで相手を不快にさせない対応が可能になると思いました。』
Y『注意深く細かいところに気を配る力がついたと感じました。担当者会議等では利用者さん以外の各担当さんがお体の状態や情報を共有してくれると思っていたが、人から聞くのではなく自分で利用者さんの状態を見て判断する必要があるんだと実感しました。食事介助で自分から要望を発信できない方でも視線の小さな動きや所作から食べたい物や量を予想して対応するという、非常に繊細な仕事をこなしたことも自信につながりました。』

以上がお2人の感想でした。
もうじき入社して4ヶ月が経過するお2人、営業先の多方で"フレッシュで対応の素晴らしい2人"とご好評をいただいております。
これからも素直さを第一に、初心を忘れず業務に邁進していただきたいです。
 


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